glass

以前から建築以外の芸術家とのコラボレーションに興味をもっている。彫刻家、陶芸家、画家、そして今回のガラス作家。コラボレーションをする時の理想は、建築の構想時点で芸術家に入ってもらいその芸術家のための空間を創り、その作品と建築が融合するのではなく対峙する空気を創りたい。強い空気と強い空気が、ある間で対峙するときに、コラボレーションが成り立つ。どちらかが弱ければ遣る意味はない。1＋1が2では無く無限性を生む。今回は、建築が出来てから作家にお願いしたので、お互いの好さが無く、コラボレーションが成り立たなく残念である。是からも積極的に芸術家とのコラボレーションの機会を作っていきたい。

塗装をしたそばから工務店所属「ヌケ」が足跡を付ける。あくどすぎる。

ガラスの彫刻を置く台を作る。

大村俊二氏作品「月に向かう花」

ガラス作家の作品は、小さく装飾作品が多い、とイメージを持っていた。大村俊二氏のそれは、装飾ではなく、ガラスという素材で別の何かを表現している。それは存在感と成り、空気を変える「無色の造形美」である。